奇跡と呼ばれたこの村で

紀州有田の湯浅町にある小さな村「田村」。コミュニティハウス「紀家わくわく」は都会と田村を繋ぐワームホール。学生たちが行き来する人口1000人の集落の暮らしと変化を書き残していきます。

【 学生体験記 】アットホームな雰囲気で初めてのワーキングホリデーin田村🍊

 

私は和歌山大学観光学部二年の舟瀬葵です。

 

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今回のワーキングホリデーには、大学の援農サークル、agrico.🌱の活動の一環として参加しました。

 


私の家は母と祖母が農業をしています。


実は、私も家の農業を継ごうと思っていましたが、家族からの反対があり気持ちが揺らいでいました。
私は本当に農業が好きなのか、自分を確かめたい気持ちもあり、今回二日間、お世話になりました。

 

 

 

1日目

 

八時半頃に湯浅駅に到着し、英士朗さんが駅で待って下さってました。
農業と高齢化はセットのように考えてしまう先入観からか、英士朗さんと初めてお会いした時に「お若いっ!!」と思ってしまいました。

同じサークルの友人二人と合流し、英士朗さんのお宅に荷物を置きに行きました。

 


お宅に入る前に嬉しいサプライズが!柴犬の花ちゃんがお出迎えしてくれました。

 

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耳をピコピコ、尻尾をブンブン振って歓迎してくれました。


荷物を置き終え、早速農作業に取りかかります。
英士朗さんのご友人の磯村さんも加わり、五人での作業になりました。

 

 

この日は畑に生えている草を横に倒す作業をしました。

 

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草の背が低い方が除草剤を撒きやすく、除草剤を撒いた後に草が立ったまま枯れると仕事の邪魔になるので、この作業を行うそうです。

草かき棒を使っての作業で、少し軽めの棒を使わせてもらいました。

この作業で注意することは、硬めの茎の草はしっかり倒すことと、電柵(害獣避けの電気が通っているワイヤー)に草がかからないようにすることだそうです。
電柵に草がかかると電気が通りにくくなってしまうと聞き、害獣で悩む母達を見ている身として、電柵周りの草は念入りに倒しました。
また、みかんの木の間にも草が生えていて、木を傷つけないように注意して倒しました。

午前、午後と同じ作業を行いました。

 


お昼休憩は、英士朗さんのお宅に帰ってお母さんお手製のチャーハンとお味噌汁をいただきました。とてもおいしいお昼ご飯でした。

お昼休憩中に、友人二人と磯村さんとで話す機会があり、方言トークで盛り上がりました(笑)
私は和歌山県の広川町という田村からすぐの場所に住んでいるのですが、愛知県出身、和歌山県新宮市出身の友人だったので、方言が全く違って面白かったです。

 

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午後の作業を終えた後、英士朗さんから今日の作業について褒められました!初めての作業で、ちゃんとできているか心配だったので、本当に嬉しかったです。
農家さんに農作業について褒められるのは嬉しすぎました!

 


作業を終えたのが四時過ぎで、そこからわくわくに向かいました。
二日間で英士朗さんの車で移動する機会がたくさんありましたが、皆で車内で話をするのが楽しすぎて、ずっとお喋りしていた気がします(笑)

 


わくわくは、来るのは初めてなのに、何故か懐かしい気持ちになる場所でした。林間学校で宿泊した場所に似ているような、おばあちゃん家に似ているような・・・そんな場所でした。

 

 

わくわくには和歌山大学の一年生が先に到着していました。実は、このワーキングホリデーはagrico.🌱の新入生歓迎会も兼ねていて、一年生にサークルの魅力が伝わればいいなと思いました。

 

そして夕方五時から、日本農業新聞の記者さんが農業ワーキングホリデーについて取材に来て下さいました。

今回参加を決めた理由や何度目の参加なのかについての取材を受けたり、農家さんには、学生を受け入れるメリットについて取材されていました。

私が二日間畑にお邪魔した英士朗さんが取材で、「助かりました」とおっしゃってくれて嬉しかったです!
同じ学部で同回生の友人が、学生を代表して取材を受けてくれました。しっかりと受け答えをしていて、尊敬しました!


取材後、皆で銭湯に行きました。湯浅にある宝栄湯に行きました。
初めての銭湯で、地元の方とお風呂でお話しを楽しんだり、やや熱めのお風呂も作業後の体には気持ち良かったです。


お風呂の後は、わくわくで皆で夕飯を作りました。焼きそばを作りました。

 

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夕飯を作りながら、わくわくに他の農家さんや漁師さんが集合してきました。

 

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皆で作った焼きそばはとてもおいしかったです。


夕飯後は皆でカードゲームをしたり、お話をしました。
私と同じ歳くらいの方が農業をしていて、刺激を受けました。
19、20歳というとまだまだ学生のイメージが強かったのですが、その方のお話を聞き、自分と「仕事」はそんなに遠くないのだと気付きました。

また、集まった農家さん達は地元のお祭りにも積極的に参加しているというお話も聞きました。
地元の農業を担い、学生を受け入れるという新しい取り組みをしたり、また地元の行事に熱心に関わる若い方が多いことが素敵だと思いました。

思い返してみると、農作業も楽しかったのですが、夜皆でお話したり、ご飯を食べた時間が何よりも楽しかったです。アットホームな雰囲気で、温かく接して下さる皆さんのおかげで田村やわくわくが大好きになりました!

 

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2日目


この日も英士朗さんの畑にお世話になりました。
作業の内容は、昨日の草倒しの続きとみかんの枝を細かく切ること(祖母曰く、この作業はヨギリというのだそう)です。


ヨギリをすることで枝の腐敗を促進し、やがてみかんの栄養になるのだそうです。また、仕事の邪魔になるのを防ぐ目的もあるそうです。例えば、消毒のホースを引っ張っている時に、細かい枝に引っかかってホースがスムーズに動かないことがあるそうです。そのようなことを防ぎます。

 

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庭師さんが使うようなハサミを使用しました。なかなか力のいる仕事でしたが、電動枝切りバサミという、ナイスな道具も紹介してくれました。

十一時前には草の残りを倒し終え、ヨギリに移りました。草倒しが終わった後の畑を見ると、緑のじゅうたんが広がっているようで達成感がありました。

お昼休憩までのヨギリの作業は一人一本のハサミで作業をしました。

 

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午後からは近畿大学からのお二人が加わり、二人一組になってヨギリの作業を行いました。ペアになって作業をするとスムーズに進みました。

 

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午後の作業を終え、わくわくに戻り夕飯後の準備をしました。献立は餃子で、皆で一つずつ包んで焼きました。
私は餃子作り初体験で、不格好な餃子が混じっていました(笑)
だんだん楽しかった二日間が終わりに近づいてきて寂しい気持ちになりました。


夕飯後、漁師さんが友人達を箕島駅まで、私を家まで送って下さいました!
私は最後の最後まで喋りっぱなしでした(笑)

わくわくの皆さんは優しくて親切で、別れがたかったです。


今回のワーキングホリデーを通じて、頼もしい若手農家の方とお話したり、作業を一緒に行うことで、「やっぱり農業って素敵だな」と思いました。
元々、「食べ物は体を作り、その食べ物を作っているのは農家さん」という言葉から農業に興味を持ち始めました。
年齢を重ねるにつれて、楽しいから仕事にするというシンプルな考えはダメな気がしていましたが、この二日間は楽しすぎて・・・楽しくて何が悪い!と開き直ってしまいました(笑)

今はまだ農業の楽しい面のみしか見えていない気がします。
これから、もっと農業を知り、一つでも多く農作業を覚えたいです!


本当にありがとうございました!また是非ワーキングホリデー、参加させて下さい!わくわくにも遊びに行きたいです!

 

【 学生体験記 】プラットホームで出会う愉快な人たち〜3回目のワーキングホリデー〜

 

こんにちは 🌿


和歌山大学観光学部、無事に2年生に上がりました
かみむら あきのです!

 

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(いきなり後ろ姿で失礼します。写真を撮るのを忘れています。)

援農サークル agrico.(アグリコ )の財布を握っております。大役。

 

以前、12月に田村に来た際、学生体験記を掲載して頂きました

https://zenbeefarm.hatenablog.com/entry/2018/12/07/114310

 

文章を書くのがとても苦手なのです…
練習の日々です 💪 今回もよろしくお願い致します!


さて、今回で3回目の田村でした!
季節ごとに異なる作業、巡り会う愉快な学生・紀家わくわくの皆さん…

何度来てもきっと新鮮な気持ちで過ごせるだろうなと、いつも魅力に感じています。

 

前回は3月!


畑伝農園さんで作業させて頂き、レモンの重さをひたすら計っては選別しておりました。

一つずつ測ってS,M,L,LLなどに分けていくのですが、
小1時間作業していると計量器に載せる前に
「あ、これSくらいやな…(のせる)…よし」
といった具合に持っただけでわかってきます。

五感が研ぎ澄まされていく感じを楽しみに、2時間ほど作業しておりました。

翌日は土をスコップですくってはひたすら袋に入れました!
幼木を植えたのちに、土を足すためのものだそうです。

 

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(この日の相棒)

 

これはかなりの重労働…
やっていくうちに、「これこうやったら楽やん!」
と、動作に改良を重ねていきます

この作業中のコミュニケーションは

 

1.作業での疲労を軽減させてくれる


2.団結力が深まっていく

 

と作業しながら一人嬉しく感じてます。
もし一緒に作業をすることになって私が嬉しそうにしてる時間があったら、きっとその感覚を噛み締めてるときです。
顔に出ててにやけてたらそっとしてあげてください。

それくらい、作業の時間が好きなのです 😆


そして今回は、agrico.の活動でゴールデンウィークにお邪魔致しました!


貴重な10連休中にご協力いただいた3件の農家の皆様!本当にありがとうございました 😊

さらに、新入生のagrico.体験も兼ねたワーキングホリデーということで、後輩(緊張)も一緒に田村にやってきました
2人とも楽しんでくれたようで、安心しました。

 

私は4/28-5/1で滞在、作業は2日間です。

今回、いつにも増してとても嬉しかったことが!

12月に一緒に田村にやってきた同サークルの友人が袋掛けした清見オレンジを収穫
→袋ごと収穫されたものを今回私たちが袋から出す作業をしました 🍊

作業や時期は違えど、同じ食べ物に関わってそれがつながっていく様を田村に来るたびに体感できます。
それがまた人の手に渡っていくのはなんとも感慨深いです。

自分自身の食への関心も深まります!

 

 

そしてもう一つ嬉しかったのが、
紀家わくわくに宿泊するときに連れて行っていただく銭湯のお姉様に覚えていてもらえたことです。

 

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(気づいたらなぜかいつも27番に靴を入れています。)

「いつも来てくれるね、ありがとう」
の一言に本当に惚れてしまいました ☺️

 

ご近所の方々ともお話でき、地域とのコミュニケーションもだんだん取れるようになってきました!
知ってる方には「何言ってんの」というリアクションをとられそうですが、人見知りなのです。

この辺りも、田村で練習してます!

 


作業は袋むきと、みかん畑の草倒しでした!

草倒しはひたすら草を倒していきます。そのまま。

 

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(おろしたての作業着でわくわく)

草倒しは草と、
袋むきの時は、たくさんのムカデと戦いました。
これぞ農業…


紀家わくわくでは毎回たくさんの人と出会えます。
初めましての人から、おなじみの人、そんなところで繋がりが!という発見もしばしば。

 

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(同学年の仲間たちと!みんなで切磋琢磨できたらいいなと密かに。)

これからの楽しみも増えてくばかりです 🤗

 


次回の訪問もすでに予約済…
そろそろ「ただいま」と叫びそうです 🏡

以上、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました!

 

【 学生体験記 】魅力いっぱいな田村での非日常的な農業体験🍊

 

こんにちは!

慶應義塾大学商学部2年の渡邉花弥乃です^_^

 

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5/2〜5/5のこと。


田村は、山と海が共存する美しい地でした。
今回は、所属する学生団体volanteの活動の一環として、ワーホリに参加させていただきました!人生初の和歌山、そして人生初のワーキングホリデーということもあり、ドキドキとワクワクでいっぱいでした✨

 

 

1日目


朝まで愛知県の祖父母の家に帰省していて、9時すぎに家を出発。約6時間ほどの鈍行列車での旅が始まります…🚃🚃
箕島駅に着き、紀家わくわくでみなさんに合流したのは17時すぎでした。もうみなさん作業を終えていて、お疲れのようでした🙃


その後は皆で銭湯に行きました♨️観光用の温泉ではなく、地元の方々が日常で使う銭湯にお邪魔するのは初めてだったので、ちょっと緊張しました😅
案の定、「おねえちゃん、こんなところでどうしたの?」っておばあちゃんたちに話しかけられたけど、なんだかその雰囲気があたたかくて好きだなぁっておもいました☺️

 

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夜は、地元の方々やワーホリに来ていた仲間たちで焼きそばを食べ、その後はトランプをしました!醤油焼きそばなんて食べるの初めてでした笑 でもとてもおいしかったなぁ😋 みんなで夜集まってワイワイトランプするなんて、修学旅行みたいでわくわくしたなぁ✨

 

 


2日目


和歌山に来てから初めての農作業!!朝8時に受け入れ農家の信太郎さんのもとへテクテク歩いて向かいました!信太郎さんの善兵衛農園の倉庫は中がおしゃれで、作業が楽しみになりました✨

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私たちがやった農作業は、摘蕾といって、みかんの木になっている大量のつぼみをひたすら取り続ける作業です👩‍🌾🌼これをすることによって、今年も来年もバランスよくみかんの実がなるようになるんです
だから、あまり知られていないけれど、重要な作業です。


実際にやってみると、ポロポロ大量につぼみがとれて気持ちいい✨笑 とーーっても日差しが強くて暑かったけれど、みかんと向き合っているとなんだか無心になれました☺️コツは、枝の先端をつかんで木の中心に向かってなでること!あとは、信太郎さんが流してくれたビートルズの曲に合わせてわたしともう一人のワーホリ仲間であるかずやくんで歌いながらノリノリで作業したのもたのしかった♪笑

 

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信太郎さんは、摘蕾でとったつぼみをどうにかして商品開発につなげようと頑張っていらっしゃるみたいです🤩
たしかに、つぼみはみかんのさわやかな香りがしてリラックス効果もあるし、見た目もかわいいのでアロマとか石鹸とかに使えそうです🥰

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お昼は、倉庫を再利用してつくられたラブラックカフェというところに連れて行ってもらいました✨
入ってみると、東京では考えられないような空間の使い方にびっくり。笑


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とても「だだっ広い」です笑 おしゃれだけどね!!
ここで食べたフレンチトーストが卵感しっかりしてるしシロップとかがじゅわじゅわジューシーでさいこうだった😊

 

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このあとは夕方までがっつりつぼみ取りの作業をしました!!😎

 

夜ごはんは、麻婆豆腐とチャプチェ。おいしかったです!あと、人生ではじめてのスマブラをやりましたー!!難しかったけどたのしかった!!

 


3日目


前日、夜更かししちゃったけど、今日も元気に朝8時集合。ねむーーってなってたけど、農作業中はギラギラの太陽に照らされてて目が冴えました☀️
暑さで苦しかった時に生き返らせてくれたのは、休憩中に飲んだこの善兵衛のみかんジュース!!!

 

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甘酸っぱくて、濃くて、とてもおいしかった🍊もちろんみかんそのものも食べましたよ!汁がすごくてジューシーすぎて、めちゃめちゃこぼしながら食べてたけど、そんな「こぼし食べ」も和歌山にいるからこそできることだなぁと、リッチな気分だった✨

 


お昼は信太郎さんに、小浜海岸に連れて行ってもらいましたーーー🏝✨
和歌山の海は、とってもきれいで、おだやかで、最高!!小浜海岸で食べたお弁当も、数倍美味しく感じられた😋

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そして、早いことに、ワーホリでの農作業はここで終わり。慣れてきたと思ったらね…。今日は3人で6キロくらいもの蕾を収穫!がんばったー!!!

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夜ごはんは、カレー。そして夜は皆オールしたそうです。わたしは眠すぎてふつーにふとんでねちゃったけど😂

 

 

 

4日目


ついに帰る日!早いものです😢


朝の7時半ごろ出なくてはいけなくて、ハードでした^^; 受け入れ農家の信太郎さん、篤志さん、英士朗さんたちもみなお見送りをしてくれて、あたたかいムードのなか、旅立ち。


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4日間、総じてみなさまのあたたかい雰囲気に助けられてました…。みなさまの素敵な人柄が、色んな人を呼ぶんだなぁ、。
地元ではできないような貴重な体験をさせていただいて、この4日間のことは忘れられません!
本当にありがとうございました(^-^)

 

 

【 学生体験記 】びわの袋がけと甘夏収穫🍊

 

こんにちは!

 

和歌山大学観光学部2年の入江詩織です。

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今回は1泊2日と短かったのですが、3回目のワーホリに来ました。1日目は八朔ジュースの納品のお手伝いをしました。

見た目もきれいで、大きさも飲みやすいサイズで素敵です!

 

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これを和歌山市のゲストハウスRicoさんに納品のお手伝いをしてきました。ゲストハウスの方々もとても喜んでいて、こうやって収穫したものたちが人の手に渡り、飲みたい人の手に渡るんだと思うとなぜか一人で感動していました(笑)

 

 

 

2日目は午前中はびわの袋がけをしました。


びわがどうなっているのか全く知らなくて想像していたのよりも大きかったです。

袋がけの最中、びわについてる産毛(笑)?でくしゃみがひどく、農家さんでもくしゃみをしていて簡単な作業でも大変だなと思いました。ちなみに、びわの袋がけはこんな感じで3つとも袋にかぶせます。

 

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午後は善兵衛農園に一本しかない甘夏の収穫を栄次さん(信太郎さんのお父さん)と一緒に収穫しました。

 

収穫スタート!

これが...!

 

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作業が終わる頃には....

これに!!!

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コンテナ一杯15kgと考えて、23コンテナ分収穫。合計、345kgを2人で収穫しました!(ほとんど、栄次さんが収穫しました(笑))
一個が大きいので、すぐにかごの中がいっぱいになり大変でした。高いところは高きりバサミで収穫。

 

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みかんの時と比べて重さが違い、力と体力がより必要だと思いました。

また田村にワーホリに来て、次の時はもっと田村の人と喋りたいと思います。これから田村で行われることも楽しみにしています!

 

 

また、おじゃまします!お願いします!

 

 

 

【 学生体験記 】まるで新しい故郷のような温かさ

 

僕は東京大学教養学部一年の松元耀久です。

 

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大学ではまだ専門分野が決まっておらず、いろんな学問の基礎を学んでいます。大学で入ったサークルを通じてみかん産地を訪ね、その土地の人とふれあってみたいと思い単身和歌山に行きました。
正直一人で行くのは結構緊張しました。

 


一日目

 

一時少し前に箕島駅に到着。英士朗さんが駅まで迎えに来てくれました。
そのままご飯を食べに行き、そのあと受け入れ農家のあつしさんと一緒に作業をしに行きました。最初にご飯を五人で食べたことで少し緊張がほぐれました。

 

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一日目の作業はホークを使って堆肥の山から堆肥をキャリーに入れていく仕事でした。
この堆肥は畑にまいて栄養として使うそうです。堆肥なので勿論なかなか臭いにおいがするのですが、すぐにマスクが用意されそれによって少し緩和されました。


何よりも驚いたことは堆肥から煙が出ていることです!
発酵しているので場所によっては触るとカイロぐらいの温かさがありました。
堆肥は主に腐った枝や葉っぱでできているのでキャリーいっぱいに詰めてもあまり重くは
はなかったです。

 


作業後はわくわくに戻り、お風呂に入りに行きました。お風呂は一般的な銭湯です。


その後夕飯と翌日の朝ご飯を買いにスーパーに行きました。僕は普段ほとんど包丁を握ることがない人間なので、一緒にわくわくに泊まっていたお姉さん二人のあとをただただついていくだけでした。

 

初日の夕飯は唐揚げとちょっとしたスープでした。唐揚げの味付けなんて小学校六年生以来やってなかったので新鮮でした。

この時間ぐらいからわくわくにだんだんと人が集まり始め、信太郎さんをはじめあつしさんの同級生の方が続々とやってきて、合計12人ぐらいはいたと思います。

 


皆さんまるで実家のようなくつろぎ方で、いい人たちばかりですぐに馴染んでいくことができました。
僕は大学のサークル関連で少しスマホを触らなければいけなかったのですが、それが終わった後は皆さんとお話ししたり、トランプの大富豪をしました。
どーでもいいですが今大富豪がブームらしいです。
だいたい十二時ぐらいには寝ました。

 

 


二日目

 

朝八時にあつしさんが迎えに来てくれることになっていたので、七時過ぎに起きてご飯食べて身支度しました。眠かった。

今日も昨日と同じ堆肥をキャリーに詰めていく作業でした。
お昼休憩ではラーメンを食べに行こうとして、二店連続で臨時休業の日に当たり悲しい思いをしました(笑)。
お昼の後も同じ作業だったのですが、途中であつしさんのお父さんとドライブに行きました。ドライブといってもトラックに積んだキャリーを運んだ先で下すのが一人だと大変なので、その手伝いに行きました。非常に天気が良く風が気持ちよかったです。

 

作業後は昨日と同じくわくわくにいったん戻ってから銭湯に行き、食材を買ってから戻りました。二日目の夜ご飯はシチューでした。

ご飯の前に近くの砂浜に行き海を見ました。確か小浜海岸とかいう名前だったと思います。売る覚えですみません…。ちょうど夕暮れ時だったため夕日がとてもきれいでした。

 

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あまり天気がいい日ではなかったのですが、夕日が沈みかけてから晴れてきて素晴らしい時間を過ごしました。

ご飯を食べ終わり少し大富豪をしてから、懐かしのスーパーファミコンをやりました。
今の高校生とかは見たことないかもしれないですね

 

その後十一時ぐらいに星を見に連れて行ってもらいました。車で一時間ぐらい山道をクネクネと進んでいくと、周りに街灯がほとんどない見晴らしのいい場所につきました。
北斗七星があんなにはっきりと見えたことは今までなかったです。
何が何の星座かは全然分からなかったけど、ただぼーっと星空を眺めているのも案外楽しいものです。
あまりに寒くてすぐ帰ってしまったので、もう少しちゃんと着込んでいけばよかったなと少し後悔しました…

 

 

 

三日目

 

三日目は二日目にキャリーに詰めた堆肥を木の根元にまきました。畑の入り口までしかトラックが入っていけないので、そこからキャリーを乗せた台車を運んでいくのはなかなか骨が折れました。
あつしさんの家で初めて木になっている仏手柑を見ました。

 

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午後はびわの袋掛けをしました。地上二メートルぐらいにある鉄パイプの上を移動しながら行う作業は勿論始めは怖かったですが、段々と楽しさが勝ってきました。非常に見晴らしもよく、気分爽快でした。

 

 

この日は夜大阪に戻る日だったので、余裕をもってわくわくに戻って掃除をしました。
みんなでラーメンを食べに行って六十谷駅まで送ってくれました。
合計で十一人にもなってわいわいご飯を食べに行きました。

 

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少しの時間しかいることができませんでしたが、この二泊三日は非常に充実した時間を過ごすことができたと思います。普段はあまり経験することができないような体験をたくさんすることができ、更には温かい人々に囲まれた時間はとても楽しかったです。

 

 

【 学生体験記 】豊かな自然と美味しいみかん!田村で初ワーホリ体験

 

国際基督教大学教養学部2年の佐藤光です!

 

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大学では平和研究を専攻しています。普段食べているものの生産者側の立場に立ってみたい!と思い、今回初めて和歌山を訪れました😆

 

 

*1日目


お昼に湯浅駅に到着。海と山が近く、自然に恵まれた場所です。

私は午後からの作業に合流しました。英士朗さんが受け入れ農家として迎えてくれました。
この日はみかんの苗木植えをしました。はじめは苗木を運ぶお手伝いをしていたのですが、実際に植える体験もさせていただきました!🌳

 

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苗木はゆら早生です。甘味も酸味もあるスーパーみかんであるらしい…!英士朗さんも篤志さんも信太郎さんも口を揃えてあれは美味しいみかんだと語っていました。皆さん同じことを仰っていて面白かった笑

 

苗木の植え付けは、穴を掘り、肥料を撒き、苗木の根っこを広げて穴の中に入れ、土を被せ、その土の上を踏んで固めて、更に周りの土をかける、というプロセスでやっていきます。自分でいざやると色々とコツが必要な作業であることが分かります。そうして力をかけるからこそ、これから大きくなってほしいなと期待も高まります。成長が楽しみです!🍊

 

作業後は、小浜海岸に連れて行ってくださりました!ちょうど夕焼けの時間、海に沈みゆく太陽の光が水面に反射していた景色は格別でした。

 

黄金の太陽と藤色と薔薇色の夕焼け空、写真で見るよりもずっと美しいです。こんな景色が毎日見れたらすごく幸せだなあ。

 

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そのあとは近くの銭湯でお風呂に行きました。頑張った後のお風呂は最高です!

 

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夕食はわくわくで焼きそばをいただきました。

 

他のワーホリ生と田村の方々が集まり、賑やかな夜になりました。こうして農作業だけではない時間もあると、緊張がほぐれて周りの方々と接しやすくなるので良いです!


少し外に出て空を見上げると、東京では考えられないくらい、はっきりと星が分かる空が一面に広がっていました✨

 

 

*2日目


昨日終わらなかった分の苗木植えをしました。

 

苗木植えといっても、全ての苗木を同じように植えるわけではなく、いくつかは試験を実行します。この肥料を混ぜた時の成長具合や味はどうなるのか、ということを確かめるのです。この肥料の調合と、苗木の水やりも行いました🧤

 

 

お昼はシラス丼をいただきました。ご飯が全く見えないくらいシラスが乗っていて感激…!海が近いとやっぱり海産物が特別に美味しいです🌊

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そのあとは、篤志さんのところの作業に加わらせていただきました。カラーコンテナに堆肥を入れて運ぶお手伝いをしました。

 

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農家さんのお仕事は幅広くあるということを知り、改めて尊敬の念を抱きます。私たちの家庭に並ぶあらゆる食材が、農家さんの様々な努力によって支えられて存在しているということ。

生産者側の立場に一瞬だけでもなれたことで、そのことに何度も気付かされたと同時に、消費者側にそのような気付きがあまり共有されていない現実についても考えざるを得ませんでした。

 

夕飯は、唐揚げとポトフになりました。

自分たちで作ってみんなで食べると本当に美味しい。夕食後は大富豪の対戦で盛り上がりました。私も覚えたてのルールで初参戦しました!😮

 

 

*3日目


午前中は木材を運ぶお手伝いをしました。

みかん山にも連れて行っていただいて、素敵な景色を見ることができました🍊その後はみかんジュースの試作品を取りに行き、続いて清見の袋がけをしました。袋がけは鳥に食べられたり雨に濡れてしまうのを防ぐために行います。

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最後の作業を終えた後、大好きな海を訪れることができました。英士朗さんの心遣いに感謝です😊
そして夜は山の上へ星空を見に行きました。最後の夜だと思うと寂しい。北斗七星をひたすら目に焼き付けました。

 

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私の滞在期間はわずか3日間でしたが、様々な作業を体験することができました。正直、こんなに魅了されるとは思ってもいなかった。本当に田村との別れが名残惜しかったです。

 

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商品をただ大量に消費するだけ。

自然の恵みや人々の繋がりを忘れかけているように思える都市生活。その中で暮らす私には何ができるのかを真剣に考える、本当に良い機会になりました。

 

優しく接してくださった田村の皆さま、どうもありがとうございました☺️たくさんの鮮やかな思い出ができました。必ずまた戻ってきます!

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【 学生体験記 】わくわく!初めての体験がいっぱいのワーホリ🍊

こんにちは!
明治大学商学部2年の前田美紗季です。

 

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今回、所属している学生団体volanteの活動の一環として、和歌山県田村にワーキングホリデーに行ってきました!🍊👩‍🌾

 

去年のこの時期に種子島に農業ボランティアに行ったので、今年も農家さんのお手伝いができて嬉しかったです!

ではさっそく「紀家わくわく」で過ごした3日間について書いていこうと思います!

 

 

【1日目】


東京から約10時間夜行バスに乗り、和歌山駅に到着!そこから30分ほど電車に揺られて目的地である箕島駅に着きました!

 

箕島駅で、受け入れ農家さんの信太郎さん、英士朗さん、篤志さんと合流し早速買い出しへ。
みんなで何鍋にするか協議が始まります笑
結局、キムチ鍋と塩ちゃんこ鍋に決定!
夕飯の鍋パが楽しみだ〜🤗🤗

 

買い出しが終わり、いよいよ「紀家わくわく」に到着!みんなでお昼ご飯を食べながら自己紹介をしました🍱


素敵な人達ばかりで、これから一緒に過ごす2日間がとても楽しみになりました😌

 

お昼を食べ終えて、早速農家さんのお手伝いへ👩‍🌾


私は篤志さんのみかん畑へお手伝いに行き、みかんの袋掛けの作業をしました。

 

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袋掛けはみかんが鳥に食べられてしまうのを防ぐためにするそうです。

斜面が急であったり、みかんも木によって袋を掛けづらい位置に実っているものもあり、試行錯誤しながら袋掛けをていました笑


作業終わりにみかん畑を見渡してみると袋をかけ終わった木が沢山あって、達成感を感じました😊

帰り道は、小浜海岸に寄り道🌊

 

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ちょうど夕日が沈む頃だったので、とても綺麗な景色を見ることができました!!

家に帰り、みんなと合流して銭湯に行きました♨️銭湯のおばあさん、おじいさんはとてもフレンドリーな人たちばかりでした!!

銭湯から戻り、みんなで夕飯の準備🍲
鍋を囲みながら受け入れ農家さんや地元の方々とおしゃべりができて、とても楽しかったです😚

 

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【2日目】


2日目もみかんの袋掛けをしました!1日目とは違うみかん畑で、袋も紙袋からストッキングのような材質に変わりました!


2日目も袋掛け日和🌞


快晴で、青空とみかん畑の景色はとても綺麗でした!!

 

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お昼を畑で食べたのですが、外で食べるお昼ご飯は久々でピクニックのようでした!!
もぎたてのみかんは少し冷たくて、みずみずしくて、本当に美味しかったです🍊

 

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皮が普段食べてるみかんより固くて剥くのに手こずっていると、篤志さんのお父さんが「有田剥き」というみかんの剥き方を教えてくれました。
ハサミを上手に動かしてみかんを切っていくお父さん。実際にやってみるとなかなかスムーズに出来ません、、。
「有田剥き」をやってみたい方はぜYouTubeで検索してみてください!笑

 

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2日目の夜はみんなでお好み焼きを作りました!!
料理上手なメンバーのおかげで、美味しいオムライスと焼うどんも食べることができました🤩
お好み焼きには豆腐と山芋をいれたので、ふわっふわに仕上がりました👍


一回、残っていた大根おろしをいれたら、なかなか大根おろしの風味の強い水分多めのお好み焼きが出来上がりました笑
お好み焼きは何をいれても美味しくできますね😎✨

 

夕飯後にはみんなで人生ゲームをやりました!小学生ぶりに人生ゲームができてとても楽しかったです!!夜遅くだったのですが、英士朗さんが一緒にゲームしてくれて優しさが身に沁みました😂

 

 

【3日目】


朝起きると土砂降り☔️
あっという間に「紀家わくわく」を去る日になってしまいました、、。


朝早くに出る私たちのために、信太郎さんと英士朗さんが駅まで送ってくれました😭

 

「紀家わくわく」で過ごした3日間は毎日とても充実していて、時間が過ぎるのがとても早く感じました。
一緒に過ごした神戸大学の2人、受け入れ農家さんともっとたくさん思い出を作りたかったです、、。


暖かい季節になったら和歌山にまた行きたいです!!その時はまたみんなで一緒にわくわくする体験をしたいです!!

 

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3日間お世話になりました😌
ありがとうございました!!

 

 

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今回でワーキングホリデーの受け入れは2回目になります!
指導する立場ではあるのですが、正直僕の方が学ぶことが多いような気がします。

 

今回来てくれたのは
いそがい君、みさきちゃんです。
袋がけを手伝ってもらいました。


2人とも器用で飲み込みも早くとても助かりました。まだ2人とも2年生なのでまだまだワーホリに参加する機会はたくさんあると思います。


是非、また田村に来てください!
楽しみにしています!!

 

受入農家
畑伝 畑篤志