奇跡と呼ばれたこの村で

紀州有田の湯浅町にある小さな村「田村」。コミュニティハウス「紀家わくわく」は都会と田村を繋ぐワームホール。学生たちが行き来する人口1000人の集落の暮らしと変化を書き残していきます。

【 学生体験記 】田村での出会い

 

彼女はこの2月以降、田村に何回きたのだろうか

 

「かほちゃん」は一見大人しそうに見えて、めちゃめちゃアクティブ。行動力がすごい。最初も見ず知らずの田村の土地に飛び込んできたっけ。

 

今回はゴールデンウィークに来てくれました!

 

かほちゃんの学生体験記、どうぞ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 


私は近畿大学 文芸学部 文化・歴史学科2回生の柴田華帆といいます。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234155j:image


5月2日から4日の2泊3日で、紀家わくわくにお邪魔しました。

紀家わくわくのある田村に行くのは、4回目です。

今回は善兵衛農園での農作業と、ゆあさ行灯アート展での出店のお手伝いをさせていただきました。

 

 

5月2日の昼。

 

私が今住んでいる大阪から電車で2時間半、3回の乗り継ぎを経て箕島駅へ着きます。

近くは無いけれど、行こうと思えばいつでも行ける、そんな距離感だと思っています。

田村に行く日はいつも穏やかな気持ちで、寝不足でも全く苦ではありません。

 


私のほかにも、ワーキングホリデーの学生が二人いることを聞いていたので、

少しドキドキしていましたが、その日の夜に三人で夜中2時まで話すくらいには、仲良くなれました。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234333j:image

 

 

5月3日

 

次の日の朝は涼風びわの事務作業をしました。

昼からもう二人女の子が増え、ご飯を食べてからは、南津海と甘夏の収穫をしました。

 


f:id:zenbeefarm:20181121234447j:image

 


2月末に初めて田村に来た際、初めて三宝柑という柑橘の収穫をしました。

三宝柑と比べると甘夏は重量があり、いっぱいに入ったコンテナは、一人で運べないくらいでした。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234453j:image


わくわくに来ると必ず初めて会う人がいて、そうして出会った人達とも、

一緒に作業を行うことでいつの間にか仲良くなっている、そのことを強く感じます。

趣味も全く違うのに、普段の自分で話して笑いあえるというのは、とても貴重で有難い場所だと思います。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234741j:image


f:id:zenbeefarm:20181121234738j:image

 


夜はゆあさ行灯アート展で出店のお手伝いをしました。

信太郎さん達の知り合いの方もたくさん訪ねてきて、とても賑やかでした。

何かある時に集まれる、地域の繋がりがあるとはこういうことかなと感じました。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234212j:image

 

 

 

5月4日

 

朝、紅みかんの摘蕾をしました。

田村を出発する日の朝は、いつも爽やかすぎて、少し寂しい気持ちになります。

それも駅につく頃には、次に来る時を想像したわくわくに変わっています。

 

f:id:zenbeefarm:20181121234810j:image

 

私は農学部でも、柑橘が特別好きという訳でもありませんでした。

 

自分自身のこれからのことに悩んでいて、何らかの変化を求めていた、

そんな時知ったのがたまたま田村で、紀家わくわくでした。

 


だからこんなに柑橘と田村にハマることになるとは、自分でも驚きです。

だけど不思議と納得のできる、落ち着ける場所です。

 


私がわくわくに行くのは、

柑橘にすっかりハマってしまったこと、

受け入れてくださる方達がいること、

行くと必ず友達が増えること、があるからです。

 


家に帰ると、いつも幸せな気持ちでいっぱいです。

貰った柑橘と共に帰ってくるから、というのもありますが。

 


今回も非常に楽しかったです。ありがとうございました。